2025年3月某日、日能研全国テストを受けてきました。
小2の双子にとっては「人生初の模試」。
正直…私も夫も「こんなできないもんか!?」とびっくりするくらいの結果でしたが…むしろ伸びしろしかない!という気持ちになっています。←
今回はこんなことをまとめます。
- 日能研全国テストの流れ
- 親のスケジュールと感想
- 日能研全国テスト後の流れ
- 断トツ下位のやばい結果
我が家のように初めての日能研全国テストを受けるかた、そして結果がやばすぎて焦っているかたの参考になればうれしいです♪
日能研全国テストとは
日能研全国テストとは、中学受験を目指す小学生を対象とした無料の公開模試でこんな特徴があります。
- 全国の日能研校舎で実施
- 日能研生でなくても受験可能(2025年3月は4760人受験)
- 1科目30分~40分(学年によって異なる)
- 振替あり
- 「点数・順位・男女別順位・偏差値(小4から)」が開示
- 他テストよりも記述、思考力、文章読解を求める問題が多い
- テスト直後に答案用紙がスキャンされて返却
- 翌日には受験者専用のwebサイト「Nポータル」で結果を確認できる
- 間違った答えは「×」、空欄には「レ点」
- 自由記述の「仲間の記述例」も閲覧可能
- その後の勧誘なし
レベル感はより受験者数の多い「全国統一小学生テスト」よりも簡単だという声が多いですが、記述が苦手・もしくは慣れていない子にとっては難易度は高いなと感じます。
⇒サンプル問題はこちらから閲覧できます。
どうでしょう?
大人でも苦手な人多いのでは?
私自身は日能研タイプの問題苦手。
記述のとっかかりを思いつけないで空欄にすると、大きな失点になるからね。
将来の志望校どんなタイプなのかはわかりませんが、無料で外部性も受けられますし、受験して損はない模試といえるでしょう。
勧誘もなく大人のガイダンスも楽しいので、迷っているかたはさらっと受けてみることをおすすめします!
日能研全国テスト│親は何するの?
次に日能研全国テスト中の「こどもがうけている間、親は何するの?」という疑問に答えていきます。
13時:集合
私たちは午後の部のテストを受けました。
集合時間は13時、事前にもらった送付物には「10分前を目安に来校ください」とありました。
私たちは15分前について、前に3組くらい、後に6組くらい来てたよ。
少し余裕をもっていくとその場に馴染めたり、パンフレットを見たりする余裕が出るのでおすすめ◎
机が木だ!
教室は木の温もりが感じられるような、ナチュラルな雰囲気。
~14時:前半説明(校長)
最初にお話をしてくれたのは校長先生でした。
つい先日他校舎から異動してきたかたで、とにかく「人を惹きつけるお話が上手だな」という印象の先生。
なんか私生活のことまで相談したくなる雰囲気だよね。
- 日能研の理念
- 校舎の雰囲気
- 今の中学受験の状況
を中心に、スライドや資料より「先生自身の言葉」で伝えてくれました。
私が一番印象に残ったのは、「子どもが合格をつかむ」って言葉。
その先生は子どもにも保護者にも「合格させます」という言葉は使わないんだそう。
あくまで受験は大人が先導するものではなく、第一線は子ども。
そしてそんな子どもを後ろからサポートするのが大人の役割。
だからといって小学生が一人でできることは限られているから、サポートはしっかりしてあげるべき。
そんな考え方が素敵だなと、これを書いている今も一人噛みしめています。
休憩:テキストや校舎内の見学
前半後半の間に10分弱の休憩がありました。
お手洗い・飲み物購入・先生とお話・テキストの閲覧・校舎内の見学など皆さんいろんなことをしていました。
私たち夫婦は気になっていたテキストの閲覧と校舎内見学をさっとすることに。
テキストはやっぱり白黒なのが気になったかな。
予習シリーズと比べると、やっぱり見劣りしちゃう…
校舎内には実際に進学した生徒がまとめた掲示物があったよ。
「学校のいいとこ・悪いとこ・推しポイント・ミニ情報」とか面白かった!
10分もなかったのであっという間でした。
~15時10分:後半説明(授業担当の先生)
その後は算数教科担当の先生からの説明でした。
机に戻ると「テキスト」があるのにびっくり!
実際の過去問や、リアルタイムで子どもが解いている問題が掲載されていて「実際に解いてみてください」と。
まさか自分が問題解くと思ってなかったからびっくり!
でもね…すっごく楽しかった!!
久しぶりに「考えることの楽しさ」を味わったよね。
ちょっと解説もしてもらって、爽快感。
実際に自分がこの塾通ったら楽しそうだな、と感じましたね。
15時10分:解散
そんなこんなで問題を解くのに必死で、あっという間に解散時間です。
最後にちょろっと質疑応答があり、子どもが教室に戻ってきて日能研全国テストは終了です。
おつかれまでした♪
日能研全国テスト後の流れ
そんな日能研全国テスト、受けた後は勧誘があるのかと思っていましたが…びっくりほぼない!!
さらっと解散、勧誘ゼロ。
その後も自分から電話しないと、つながりもないくらい。
翌日18時:点数開示
テスト翌日18時に、採点された答案を「Nポータル」上で見ることができます。
実際の答案用紙は当日そのまま持って帰ってくるので正誤はわかっているのですが、配点や正答率まではわからないのでここで初めて点数がわかりました。
小2は偏差値は出ないで(よかった…♡)順位だけだよ。
入塾基準点も翌日開示されます。
この基準点は校舎によって異なり、上回っていれば入塾資格が得られるとのこと。
この基準点…息子に合わせてもらってるのかも…。
(確信はありませんが)
双子の結果については次の項目でまとめます。
個別相談
日能研全国テストを受けてみて、説明会で理念に賛同できたら、個別相談を申し込みます。
もちろん当日入塾申し込みしてもいいですし、一旦個別相談を申し込んでもOK。
我が家は後日電話で個別相談を申し込みました。
個別相談で聞いたことは、また別記事でまとめますね。
入塾手続き
入塾手続きは3月20日まで。
小2の3月時点で、新小3の枠は残り3人とのことでした。
さすがに数人オーバーしても大丈夫…だよね。
テキスト受け取り
3月20日までに入会して4月10日から授業開始の場合、テキストの受け取り期間3月26日~4月3日です。
通塾に関してのくわし~い注意・連絡事項は1月に実地した新学年ガイダンスの録画動画をみておきます。
詳しい日能研入塾までにやることは別記事にまとめています。
いざ授業開始
季節の講習を挟んだ場合や日程によりますが、準備が整ったら授業開始!
その後も定期的に保護者説明会があり、チューターがいつでも相談に乗ってくれるとのことで心強いです。
また始まったら授業内容や宿題についてまとめますね。
日能研全国テスト│小2で初模試だった双子の感想
さて、やばかった日能研全国テストの結果です。
結論からいうと、2人ともほぼ同じ。
4760人中、国算2科で3984位と4069位
心の声(正直息子は記述が苦手中の苦手なのでこんなもんか、と思ってたけど…割と得意だと思っていた娘がここまで下位なのにびっくり。)
しかも怖いのが、テストが終わった娘はこんな自信満々だったんです。
国語はひとつ間違え、算数は2つ間違えくらいかな♪
それが答え合わせで予想以上に撃沈な結果で、ぽろぽろ涙していました。
これから何回も悔しい思いすると思うけど、それは全部経験として乗り越えていけばいいんだよ。
悲しくなったらいっぱい泣いて…頑張る力にしよう。
と伝えました。
一方息子は
…全然できなかった。
といつも以上に口数が少ない感じ。
変だな…と思っていたら、どうやらテスト前から体調が悪かったようで37.8度でした。涙
正直これが小4だと絶望感強いですが、小2ならこれから!だと思っています。
冒頭でもお話しましたが、ここからの伸びしろしかないはず。
まだ志望校もありませんが、ここからどこまで伸ばせるのか、親子4人5脚でゆるーく頑張っていこうと思います。
ちなみに雰囲気や担当の先生の対応は好感だったよう。
隣に座ってた子とお友達になったよ♪
と娘は社交性を発揮していました。
もらった缶バッジは60種類くらいあるとのことなので、これから集めていこうと思います♪
日能研全国テストの結果考察
ここでは日能研全国テストを見た、主観的な考察をしてみます。
国算2科の平均はこちら。
国語の考察
問1:漢字+会話形式の記述
問2:文学的長文問題:選択・●×・記述2問
配点は漢字や●×が5点前後、記述は8~12点
次のテストに向けて、国語はこんなことをアドバイスしました。
【国語のアドバイス】
- ある程度の文章を早く読む練習して時間切れを防ごう
- 漢字は「左右」を2人とも「右左」と書いてしまっていた⇒もったいない
- 記述は大抵「理由」も求められている
- 文の中から抜き出すのか、自分の言葉で書くのかはっきりさせる
- 選択肢は全て読む
- なにかしら書く
- 「自分の考え」を求められたら「私は~と思う。なぜなら~」と型を覚える
国語は2人とも記述だけでなく選択肢のミスも多かったので、一通り読んでから選択するようにと。
記述は何を求められているのかをはっきりさせて、自分の言葉で伝えるためには普段から自分の意見を言えるようにしておかないと難しいことを伝えました。
算数の考察
問1:自分で数字を当てはめて数を作る
問2:基礎的な文章題+記述
問3:比較方法の記述
問4:図形
問5:合計の数
配点は問2まで1問6~7点、後半は6~12点。
そんな算数のアドバイスはこちら。
【算数のアドバイス】
- 簡単な問題は絶対にとる
- そのためには計算ミスをしない
- 問題の長さにビビらず、とりあえず読み込んでみる
- 落ち着こう!
単純な計算ミスで20点くらい失点があり、公文の「スピード重視」のデメリットが出てしまったかな、という印象です。
ここらへんは慣れていけばコツはつかめるはず。
ただ結果を見た感じ、「1点をつかみとる」という気合いが全然足りてないことが問題かなと思っています。
「設問者が書いてほしい記述をする」「簡単なな選択問題は絶対落とさない」この気持ちがないと、学校とは違った子の世界では厳しいなと。
学校のテストも「一問も落とさない!」って気合いでやってごらん。
と言ったら、翌日の学校のカラーテストは久しぶりに満点をとってきた娘。
とってもうれしそうでした。
これを積み重ねていくことで、学習の楽しさというか…考え抜いた末の充実感を楽しんでほしいなと思っています。
初めての日能研全国テスト振り返り
初めての日能研全国テスト、親子でぐったりします。笑
事前に聞いていた通り記述が多く、こういった場・形式に慣れていない子にとっては親子ともに客観視できるいい機会になるでしょう。
個人的には「慣れ」って大事だと思うので、6月の全国統一小学生テストも受けてみようと(親は)張り切ってるところです。
小3の4月から日能研に入塾して、テスト慣れしてからの結果もまとめるね。
受験者層や受験者数、レベル、形式など様々なテストを幅広く受け、親は目の前の結果に一喜一憂せず進んでいきたいですね♪