「中学受験の準備はいつから始めるべき?」
「中学受験を始める前にやるべきことって何?」
今回はこんな疑問に答えます。
先に結論をお伝えすると、【中学受験の準備は今すぐできることからやるべき】。
本格的に腰を据えて勉強に取り組んだり、塾に通うのは小3の2月から。
要領悪い子(うちの双子)系は小2の2月からがいいと思う!
中学受験を始める前にやっておくべきことはいつ知っておいても損はないので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
中学受験が視野に入り始めたかたの参考になれば嬉しいです♪
- 中学受験の準備はいつから始めるべき?
- 中学受験を始める前にやるべきこと11選
- 中学受験を始める前にやるべきこと①早寝早起き
- 中学受験を始める前にやるべきこと②読書(苦手なら図鑑でも◎)
- 中学受験を始める前にやるべきこと③体力づくりの運動
- 中学受験を始める前にやるべきこと④話しやすい親子関係作り
- 中学受験を始める前にやるべきこと⑤国内海外いろんなとこへお出かけ
- 中学受験を始める前にやるべきこと⑥料理などのお手伝い
- 中学受験を始める前にやるべきこと⑦字をキレイに書けるようにする
- 中学受験を始める前にやるべきこと⑧ボードゲームを一緒にやる
- 中学受験を始める前にやるべきこと⑨毎日のルーティーン学習
- 中学受験を始める前にやるべきこと⑩近視抑制点眼
- 中学受験を始める前にやるべきこと⑪舌下免疫療法
- 中学受験を始める前にやるべきこと⑫PTAや子ども会役員
- 中学受験を始める前にやるべきこと⑬中学受験するメリット・デメリットを考える
- 中学受験を始める前にやるべきこと⑭中学受験情報のリサーチ
- 中学受験を始める前にやるべきこと⑮中学受験の費用とライフプランを確認
- まとめ:中学受験の準備はいつから始める?始める前にやるべきこと
中学受験の準備はいつから始めるべき?
中学受験の「準備」という点では、今すぐ始めるべき。
「具体的にどんなことをやればいいのか?」は次の項目で実体験をもとにまとめています。
ここではもう少し踏み込んだ勉強を始める「塾」に入るのはいつがベストなのか軽く考察してみますね。
中学受験専門の塾は、一般的に小3の2月からカリキュラムがスタートし3年かけて幅広い範囲の学習内容を消化していきます。
とはいえタイプによって適正時期が違うから、よく見極めてね。
ここらへんをチェックしてみよう~♪
- 学習習慣はついてる?
- 勉強の進みは?
- 模試慣れしてる?
- 飽きっぽい性格?
- 場所慣れするのに時間かかるタイプ?
- 習い事との兼ね合いは?
学習習慣がついてなければ小3からがベスト
また学習習慣(定期的に机に向かう習慣)がない場合は、小2の2月…まではいかなくても小3のできるだけ早い段階で入塾しておいたほうがいいでしょう。
私たちは公文も嫌がってたから、小3の4月に日能研に入ったよ。(入れさせられた)
もちろん塾に通っているからといって家庭学習をしなくていいわけではないですが、「テストに向けて復習する」という大義名分があれば断然促しやすいです。
正直小3の内容は家庭でも教えられるくらいなんだけど、学習の促しや塾・模試の場慣れのために通わせてるイメージ。
また、親の情報収集という面でも塾は心強いです。
学校パンフレットたーくさんもらったよ。
校舎内にある卒業生が書いてくれた学校紹介【生口コミ付き】ポスターがすごいよかった。
さらにさらに!
早いうちに入塾しないと、勉強に苦手な子は入ることすら難しくなってしまいます。
多分小4からの入塾テストがあったら僕入れなかった!
小3は全国テスト点数を参考程度で入れてくれたからよかった~
人気塾は定員いっぱいになってしまうところもあるようですしね。
何事も早め早めがいいのかなとは感じています。
家庭学習の習慣があるなら5年生からもあり
一方すでにある程度家庭学習の習慣がついていてマイペースな子は、小5ギリギリまで入塾しないのも手です。
通塾することでペースが乱されたり、ムダな体力を削ることになってしまいますからね。
また、早く通塾することで途中で中だるみやモチベーションが下がってしまうこともあるので、お子さんの性格をよく見極めましょう。
個人的には、もし飽きちゃったら転塾もありかなって思ってる。
準備からのステップアップは性格に合わせて
繰り返しになりますが、「準備は今すぐ次の項目に記載することを始め、塾はお子さんにタイプに合わせて小3~小5で検討」で後悔ないはず。
日能研の説明会で先生が言っていた【子どもがやる気になるのを待っていたら間に合わない可能性が高いです。親が興味をもった時期が始め時】というのが印象に残っています。
とりあえずやってみて、合わなかったら撤退もあり!
そんな気持ちで始めてみるのもいいのではないでしょうか。
次の項目の「始める前にやるべきこと」は人生において大切なことばかりだから、中学受験に関わらずやってみて!
中学受験を始める前にやるべきこと11選
中学受験を始める前にやるべきことを11個はこちら。
- 早寝早起き
- 読書(苦手なら図鑑でも◎)
- 体力づくりの運動
- 話しやすい親子関係作り
- 国内海外いろんなとこへお出かけ
- 料理などお手伝い
- 字をキレイに書けるようにする
- ボードゲームを一緒にやる
- 毎日のルーティーン学習
- 近視抑制点眼
- 舌下免疫療法
- PTAや子ども会役員
- 中学受験するメリット・デメリットを考える
- 中学受験情報のリサーチ
- 中学受験の費用とライフプランの兼ね合いを算段
1歳からできることも多いので、「いつからやろう」というのは考えずできることから今すぐ楽しく取り組んでみてください♪
私が中学受験を意識したのは小2後半だったけど、上記は1歳から心がけていたよ。
中学受験を始める前にやるべきこと①早寝早起き
まずは早寝早起き!
幼稚園・保育園に通っていれば平日は問題ないかと思いますが、問題は休日。
子どもに合わせて親もちゃんといつも通り+αで早めに起きるよう意識しよう!
睡眠だけでなくご飯の時間など生活全体を整えて、人として健やかな生活を送れると理想的ですね。
中学受験を始める前にやるべきこと②読書(苦手なら図鑑でも◎)
よく言われている「読書」。
もしくは「絵本の読み聞かせ」。
【3歳までに絵本一万冊】を目標にしたかたもいるのでは?
読書は語彙力や想像力が格段にあがり、文章を多く読むことで理解力と読書速度の向上にもつながります。
知育には必須のアイテムといえるでしょう。
もちろんお子さんが絵本・本が好きならどんどん与えてあげるといいでしょう。
でもさ、うちの双子は読み聞かせ大嫌い。
小3の今もマンガすらきらい!←
図鑑は読んでるじゃん!
「最強図鑑」も好き!
最強図鑑って知ってますか?
小学生の男子で流行っているようなのですが、内容はなんであれ字を集中して読んでいる息子は息子は少し本の楽しさがわかったようです。
中学受験は国語の文章がめちゃくちゃ長く、算数・理科・社会も問題文を読むだけで疲れるレベル。
「字を読むのが苦痛」といった状況だと、スタートがものすごく不利になってしまうので注意が必要です。
とはいえムリに読ませるものでもないから、しょうがないよね。
興味を持ったものを、興味もった瞬間に全力で揃えてあげるくらいかな。
中学受験を始める前にやるべきこと③体力づくりの運動
長時間の勉強に加えて塾通いをする中学受験生。
さらに「お出かけして体験学習もしよう!」なんていわれるので、体力がないとやっていけません。
Nバッグも重そうだよ…
我が家は家族全員体力がないタイプなので、スポーツは諦めてプールや軽い山登り・キャンプなどお出かけで補えているかなと思っています。
遠出が出来なくても、大きめの公園でキャッチボールやフリスビー、バドミントンを楽しむのもいいですね。
親があまり付き合えなそうなら、習い事で運動系のものを選んでおくといいでしょう◎
中学受験を始める前にやるべきこと④話しやすい親子関係作り
親子の信頼関係は中学受験だけではなく、人生において大切なものです。
- 仲良しな子・苦手な子
- 好きな先生・嫌いな先生
- 今興味をもっていること
- 好きなこと・嫌いなこと
- 好きな教科・嫌いな教科
- やってみたいこと
- やりたくないこと
- 今日あった悲しいこと・うれしいこと
ここらへんを日ごろから親子で話せていますか?
特にネガティブなことを話せる関係になりたいって思ってるよ。
自分の気持ちを言葉にして伝えられることは、記述問題や公立高校の適性検査に必須能力です。
中学受験は「親子二人三脚で頑張るもの」と言われています。
(正確には「家族全員」で協力しているはずですが)
親子一丸となって頑張るためにも、辛いこと・悩んでることを共有できる関係を築く努力は続けていきたいですね。
僕は夕食を一緒に食べるようにしてて、その間に学校のこととか話すようにしてるよ。
中学受験を始める前にやるべきこと⑤国内海外いろんなとこへお出かけ
全ての体験は全ての学習につながっています。
すぐに勉強にはつながらなくても、その種が中学受験勉強中にパズルが完成していくかのようにつながっていくのが分かります。
↓我が家がよく行っているお出かけの中で、学習につながってるものをピックアップしてみました。
例えばキャンプ。
植物や虫、星、天気、薪の種類、炎とか。
例えば海外。
文化・地理・英語・宗教・気候・言語・通貨・円安円高の感覚…
私たちは年長から年1回海外旅行にいってるよ♪
例えば国内温泉旅行。
距離感・地理・気候・方言・文化・名産物とか
例えば水族館や動物園。
牧場(←アイスが好きでよく行ってた。)
生物系はイメージしやすくなったよ。
個人的には親の趣味である海外旅行からの学びは大きいと思っていますし、中学受験勉強を始めてからだと行けないのでぜひ低学年で行っておくことをおすすめします。
中学受験を始める前にやるべきこと⑥料理などのお手伝い
料理から学ぶことは多いってことは有名ですよね。
あ、料理っていっても作るだけじゃないですよ。
献立を作り、買い物し、作って後片付けすることまでひっくるめて料理です。
- 野菜の断面
- 産地
- お金の計算
- 水など単位の感覚
- 油と水の性質
- 熱伝導の感覚
理科・社会いろんな分野の学習になるとともに、料理&食事の中で親子のコミュケーションもとれるので一石三鳥くらいです♪
中学受験を始める前にやるべきこと⑦字をキレイに書けるようにする
一度崩れた字になると、なかなか戻りません。
実際に見てもらったほうがいいですね。
数字は公文を始めて「スピード」重視になってから一気に崩れました。
(公文に感謝はしています)
「9」がまるになっていなくて「7」に見えるし、ひっ算を書いても桁はバラバラ、もう手の施し方がわかんない…涙
文字・数字の解答が読めなかったら点数はとれませんし、途中式がきたなかったらミスを誘発します。
幼稚園の頃は鉛筆教室通ってて、結構きれいだったんだけどね…
なんかめんどくさいんだよね←
とのことです。
まだ間に合うかたは「文字は他人に伝えるために書くんだよ」ってことを伝え、崩れてきたら厳しめに注意しておくことをおすすめします。
中学受験を始める前にやるべきこと⑧ボードゲームを一緒にやる
テレビゲームじゃないです!!
ボードゲームを一緒にやることでコミュニケーションをとりながら賢くなれます。
ボードじゃないトランプやウノなどのペーパーゲームも◎
それぞれこんな力が高められるでしょう。
- すごろく⇒数の認識
- ジェンガ⇒空間認識力
- 将棋やオセロ⇒推理力
- オーシャンラビリンス⇒思考力・推理力
- ウノ⇒思考力
- トランプの神経衰弱⇒記憶力
- トランプのスピード⇒集中力
公文の日本地図や分数パズル、歴史人物カルタは学習に直結するので、早めに揃えてやってみてください。
中学受験を始める前にやるべきこと⑨毎日のルーティーン学習
毎日の勉強をルーティーン化しておくと、子どもにとっても親によってもその後がとってもラクです。
- 朝の支度が終わったら
- 学校から帰ってきたらまず宿題と公文
みたいな勉強するタイミングを固定しておくのがおすすめです。
「今日中に公文やろうね。」だと寝る直前までやらないからね。
幼児~低学年は「音読」「書き」「計算」の基礎トレで十分です。
お子さんが簡単に楽しくできるレベルの市販ドリル、もしくはこどもちゃれんじやスマイルゼミ、Z会などの通信教育を一緒にやるのがおすすめ。
僕たちは10社以上の通信教育を試してきたよ。
お気に入りはこどもちゃれんじ!
私のお気に入りはスマイルゼミ!
2人ともひらがな・カタカナ・簡単な計算はタブレット通信教育で学びました。
中学受験の勉強ではおすすめできないけど、幼児なら食いつきのいいタブレット、おすすめよ♡
親もラクだった!
中学受験を始める前にやるべきこと⑩近視抑制点眼
普段から定期的に眼科で視力検査をしていますか?
視力は一旦落ちると戻らないので、仮性近視(ピント調整の筋肉が一時的に凝り固まった状態)のうちに点眼や日常習慣の改善が大切になります。
両親ともに近視のかたは特に注意!
僕は小2で0.3までさがっちゃって、毎日アトロピンを点眼してるよ。
我が家の近くになる眼科は自費なので、1か月1本1500円ほどで購入しています。
もしいくつか眼科をめぐれるなら、保険診療でアトロピンを出してくれるところを探しておくといいででしょう。
中学受験を始める前にやるべきこと⑪舌下免疫療法
花粉症のかたは、春秋の集中力は極端に下がってしまいがち。
鼻かむのに忙しいし、目はかゆいし、薬で眠くなるし最悪だよ…
そんなお子さんには「舌下免疫療法」を早いうちにすませておくことをおすすめします。
3~5年と時間はかかりますが、受験前に終わらせておくとその後がラクです♪
花粉症も近視と同じく治りませんしね。
中学受験を始める前にやるべきこと⑫PTAや子ども会役員
PTAや子供会の役員は低学年のうちにすませておくことをおすすめします。
令和になっても平日の集まりや土日の行事参加は全然ある!
小3の今、絶賛大変さを実感中…。
今は共働きのお家も多く、仕事をしていることは言い訳になりません。
我が家はたまたま小3でお声がかかったのですが、これを小4以降でやると思うとぞっとします。
出来るだけ早めに、できれば低学年のうちにすませておくといいでしょう。
中学受験を始める前にやるべきこと⑬中学受験するメリット・デメリットを考える
一度塾に入ると、辞めることはもちろんペースを落とすことさえ難しくなってしまいます。
親子ともに自由な時間が減り、やるべきことは増え、お金は消え、模試に一喜一憂し、体力的にも精神的にもつらい時期が絶対来ますよね。
そんな時に「あれ、なんでこんな頑張ってるんだっけ」って親子で立ち止まってしまうことは避けたいところ。
今一度、家族全員で「中学受験するメリットデメリット」を洗い出しし、「やろう!」という理由を共有しておきましょう。
もちろん子どもとの共有も大事だけど、個人的には夫婦で同じ熱量になるのが大事だと感じてるよ。
膨大なお金・時間・手間がかかるから、片方が納得してないと夫婦仲が悪くなって受験どころじゃなくなっちゃうよね。
我が家の…というよりも私の価値観で主観的に思う「中学受験のメリット・デメリット」はこちらにまとめたので、よかったらご一読でください。

中学受験を始める前にやるべきこと⑭中学受験情報のリサーチ
中学受験のメリットデメリットを整理したら、ネットや経験者に以下のことを聞いてみるとより具体的に中学受験生活がイメージできます。
- 塾の決め方(サポート量、金額、先生のスタンス)
- 実際通ってみてどう?
- 志望校の決め方(校風、偏差値、通学許容時間、男女か共学か、付属か進学か)
- 実際通ってみてどう?(部活、通学の負担、雰囲気)
- 仕事と両立するコツ
- サポート方法
できれば同じ職場に中受先輩がいるといいね。
両立の方法とか参考になったよ。
とはいえナイーブな話なので、リアルで相談する人は選んで無用なトラブルは避けましょう。
中学受験を始める前にやるべきこと⑮中学受験の費用とライフプランを確認
最後の中学受験を始める前にやるべきこととは、「ライフプランを作って費用を出せるのか確認する」ことです。
- どこの塾に通うのか?費用チェック
- 今の生活費と収入・貯金⇒いくら中学受験に使えるのか?
- 個別指導まで考えているのか線引き
- 子どもの人数
- 進学した場合の高校費用
- 大学の進路(もし医学部・薬学部志望されたら?)
- 旅行頻度と予算
- 車の買い替え時期と予算
- 老後の理想生活と必要貯金
- お互いの働き方や目標
ここらへんを夫婦で(←ココ大事)話し合って、共有すると後々のすれ違いや経済的な「思ってたのと違う!」をある程度防げるはず!
もちろん価値観は変わることは前提で。
でもカツカツだったり、あれもこれも譲れない場合はよく考えたほうがいいよね。
昇進圧力はかかるよね…笑
ライフプランは自分で作ることも可能ですがかなり大変なので、保険の見直しついでにFP(ファイナンシャルプランナー)に相談して作ってもらうのがおすすめです。
ちなみに中学受験にかかる費用の詳細はこちらにまとめました。
まとめ:中学受験の準備はいつから始める?始める前にやるべきこと
中学受験の準備としてやるべきこと、塾に通い始めるベストなタイミングについてまとめました。
本格的に受験勉強に入る前に「体験学習」「学習習慣」がしっかりできていれば、大きなアドバンテージになります。
子どもには中学受験の準備だと意識させないように、強制するのではなく一緒に楽しんで準備を進めるのがポイント。
そういった経験は多くのことを学ぶだけでなく、自分の好きなコト・興味のあるコトを発見します。
好きなことの吸収力はびっくりするほど高いです。
好きなことから学ぶことの楽しさを体感してもらえたら、人生の充実度は格段にあがるはず!
ぜひ早いうちから様々な体験をして、視野と好奇心をひろげてあげてみてください♪