はじめまして。
小学2年生2月から中学受験を意識して、今まさに本格的に情報を集め始めた双子ママです。
我が家は公立中高出身の私と、中学受験して私立中高出身の夫。
私にとって中学受験は未知の世界です。
しかし中学受験経験者の夫の「自分と同じ教育環境を与えてあげたい」という想いから、中学受験に足を踏み入れることになりました。
まだまだ情報を集め出したばかりではありますが、間違いなく親子厳しい生活・精神になっていくのだろうと感じています。
そこで今のうちに「なぜ中学受験をするのか?」
我が家なりの理由と意味合い、メリット・デメリットを言語化しておきたいと思います。
きっとこれから先、つらくなったときに初心に戻るきっかけになるはず!
今、中学受験をするか悩んでる人、意味を見出せなくなっているかたの参考になればうれしいです♪
なんで中学受験する?我が家の理由とメリット8つ
さっそく我が家の(ほぼ私の主観)中学受験をする理由とメリット8つをあげてみます。
- なにがあっても経験&知識はムダにならない
- 設備や行事が充実している
- 最先端の教育が受けられる
- 同じような環境・考え方の友人と6年過ごせる
- 信頼をおける教師との出会いがあるかも
- 学校独自の指導方針がある
- 大学進学までゆとりを持てる
- 親がサポートできる
よく見かけるありきたりな理由にはなりますが、結構思うところがあるので項目ごとにお話させてください。
①なにがあっても経験&知識はムダにならない
一番の理由は「なにがあっても経験&知識はムダにならない」ここです!
正直…私は多大なお金と過酷な生活をかけて、未知の中学受験に挑むのは97%不安。涙
ですががむしゃらに頑張った努力、諦めない気力、培った体力、小学生学習範囲を圧倒的に超えた知識、これらはこれからの人生においてムダにはなりません。
私自身も国家試験を始め、いろんな資格・経験をしてきてムダなものってなかったって思ってる!
家族で一丸になって頑張った経験は、絆にもなるんじゃないかなと期待もしています。
人間だから「事故や体調不良で受験すらできなかった」「全落ち」こんなこともあり得るはず。
どんな結果になっても、きっと大丈夫。←震えてる。笑
②設備や行事が充実している
やはり私立の設備や施設の充実具合は、公立の比になりません!
全教室の快適な冷暖房や綺麗な校舎、雨でも雪で真夏でも使用可能なグラウンド、年中練習できる室内温水プール…
全体的なお手入れも、民宿から5つ星ホテルに来たような感覚。
公立出身の私は、私立の文化祭行ったときカルチャーショックを受けた!
当時冷暖房完備とかありえなかったもん…
子どもの立場だと「いいな~」くらいかもしれませんが、自分が親の立場になるとやはりいい環境で…と思ってしまいます。
また、学校行事も確実に私立のほうが充実してるのも、理由の一つ。
例えば修学旅行は海外のところが多いですし、留学の機会があったり、伝統的・宗教的なイベント、部活動の活発さ…など学校の特色が強く出ています。
③最先端の教育が受けられる
私立中高の教育体制は、コロナ禍で注目を集めましたね。
緊急事態宣言下で公立校が自習になってしまったところ、私立校は早急にオンライン授業に切り替え、その対応の早さがニュースになっていました。
世間のニーズをとらえて、最適な最新教育を受けられる、これも大きなメリットです。
④同じような環境・考え方の友人と6年過ごせる
中学受験を突破して集まったメンバーの「家庭環境(経済力)・価値観・偏差値」は良い意味で似ているはず。
自分と重なる部分が多いメンバーと6年間をともに過ごせることは、大きな価値だと思っています。
私は公立中学より、受験を経て集まった公立高校のほうが居心地よかったんだよね。
僕は私立中高だったけど、別に社会人になってからも続いてる仲良い友達はできなかったよ。
…こんな事例もありますが、小学校時点で個性豊かすぎる環境に違和感のあるうちの子には、似たような子が集まる私立のほうが向いていると感じます。
⑤信頼をおける教師との出会いがあるかも
私立の中高一貫校では教師の異動が少なく、6年間を通して同じ先生から学ぶことができるのもメリットです。
生徒一人ひとりの個性を把握してくれる環境、1年ごとに異動が大きい公立にはない素敵な環境ですね♪
僕は今の先生がすごく優しいから、ず~っと同じ先生がいいな♡
親子で同じ先生に習うということもあるんだそう。
運まかせにはなりますが、そんな長期的な関係が築ける出会いがあったら素敵です。
⑥学校独自の指導方針がある
私立中高には学校独自の教育目的に合わせた指導方針があります。
例えば「自主性を重んじる」「面倒見がいい」という俗にいう【自由形】【管理型】などのこと。
マナーや行事、授業進度、カリキュラム…様々な点で学校独自の教育方針が反映されます。
この教育方針が自分の家庭とばっちり合っていれば、学校と家庭で連携した教育ができ、子どもの成長にとてもいい環境が作れると思っています。
多感な時期をどんな環境で過ごすかって、めちゃくちゃ大事だと思う!
私自身反抗期激しくて、環境によってはぐれちゃいそうな勢いだったもん。
公立よりもしっかり明確な教育方針がある私立だからこそ、しっかり子どもにあった学校を選ばなきゃなと気が引き締まります。
⑦大学進学までゆとりを持てる
中高一貫だと次の受験まで6年間、ゆったりとした学生生活が送れます。
(もちろん早い授業ペースに追いつくため予習復習、希望の学部へ進むための内申確保、大学受験への高い意識でいったりとはいかないかもですが。汗)
公立中学だと3年後の高校受験まであっという間。
高校入学しても大学受験まであっという間。
貴重な青春時代は勉強だけでなく、部活や友人との時間、趣味の時間も楽しんでほしいと思うと、高校受験のない6年間中高一貫校は魅力的です。
さらに勉学面でもメリットが◎
中高一貫校は高2までに大学受験に必要な教育内容を学習するカリキュラムになっているところもあり、1年間の余裕をもって受験に挑むことができます。
大学付属でやりたいことに熱中するのも◎
進学校で余裕もって大学受験に備えるのも◎
⑧親がサポートできる
中学・高校・大学・社会人…自分のことも思いだしてみると、親が勉強をサポートしてあげられる期間って小学生までですよね。
中学受験をしてもしなくても、中学からは自走することになります。
その時期になってから友達から学んだり、自分で勉強のやり方を生み出せる子は問題ないですが、そこで立ち止まってしまうタイプなら中学受験である程度親が自走の方法を教えてあげるのも手ではないでしょうか。
私は勉強の「やり方」って補助輪なしで自転車を乗る方法と似てるなって思ってるよ。
一度やり方を覚えれば感覚は残ってるし、自分で加速することもできるんじゃないかな。
ここまで我が家の考える中学受験する理由・メリットをご紹介しました。
次の項目では中学受験のデメリットも、同じく7つまとめます。
中学受験する6つのデメリット
以下5つは私が考えているデメリットで、最後の一つはよく見るデメリットですが私自身はあまりデメリットとは感じていない点です。
- 6年間環境を変えづらい
- 周囲が遊んでる中の勉強が苦痛
- 勉強嫌いになる可能性がある
- 親の負担も大きい
- お金がかかる
- 【番外編】地元の交友関係が希薄になるかも
一つずつ補足していきますね。
①6年間環境を変えづらい
先ほどメリットとして「同じような環境・考え方の友人と6年過ごせる」とあげましたが、逆に合わない校風・友達関係からは抜けづらいというデメリットがあります。
例えば中学で友人関係がうまくいかなかった場合、「高校デビュー(意味違う)」することも可能です。
高校はメンバーが大きく入れ替わるので、これまでの関係をリセットする感覚ですね。
ですが中高一貫だといい意味でも悪い意味でも、一度できた関係は変えづらいもの。
このデメリットリスクを減らすには、やはり事前に校風をしっかりチェックすることくらいでしょう。
あとは運任せになるのかな、と思っています。
②周囲が遊んでる中の勉強が苦痛
中学受験する割合は全国で18.9%と、2024年は過去最高の人数になっています。
ちなみに一番割合の高い文京区では49.5%。
半数が受験するならモチベーションも保ちやすいですが、我が家のように「受験するのはクラスに1人いるかいないか…」くらいだとラクなほうに流されたくなりがちです。
それはそうですよね。
小学生の周囲からの影響は大きいです。(「みんな持ってる!」が何度出たか…)
小1に頃「みんな行ってるから」行きたかった公文、今はもう行きたくない!
このように最近「みんな」が自分にとって合っているわけではないことが分かり始めたようなので、その時々で対応を考えていくしかなさそうです。
③勉強嫌いになる可能性がある
上記のように多くの子が遊んでいる中、「やらされている感」の勉強は嫌いになってしまう子が出てしまう可能性は大きいです。
実際、勉強の必要性がまだわかっていない息子は勉強と名の付くものが大嫌い。
毎回公文をやるたび、ドリルをやる声かけをしただけで叫び出すこともあります。涙
とはいえ受験をしなくても、今の日本で勉強は避けては通れない道。
どうしたらいいのか、模索中です。
④親の負担も大きい
金銭的な負担は次の項目でご紹介しますが、親の塾送り迎え・お弁当・学習環境の維持・プリント整理・モチベーションアップのサポート…と時間や労力が大きいです。
正直「両親フルタイム通勤あり」で挑むなら、お金に糸目は付けずに頼っていかないとかなり厳しいなという印象です。
我が家は私が短時間パート、夫がフルリモートで対応していくつもり。
どんなサポートが必要になるかは、また別に記事にしますね。
⑤お金がかかる
中学受験はお金が湯水のように流れていくそうです。涙
ざっくり調べただけでも塾で250~300万、受験で20万、入学初年度で150万、さらに高校までの授業業が1年間100万ほどかかります。
進路が公立になったとしても、受験するだけで1人300万は必要になる計算です。
中学受験にかかる費用の詳細については、別記事にしますね。
うちは2人同時で600万!
…やばいね(語彙)
とはいえ塾代を捻出すると家計が苦しいご家庭は、私立に入学するともっと苦しくなってしまうので、塾になる前にきちんと家計の把握をすることをおすすめします。
⑥【番外編】地元の交友関係が希薄になるかも
最後は私がデメリットだと思わないけど、よく言われている「地元の交友関係が希薄になるかも」という点。
正直地元の子は大人になると疎遠になることが多く、本当に気が合う子とは個別に会えばいいのでデメリットというほどではないかなという印象です。
私立出身の夫に聞いたところ、
地元友達いなかったから、成人式は行かなかった!
…けど、別に公立行ってても行かなかったと思う。
とのことですので、参考にしてみてください。
中学受験する理由まとめ
ここまで中学受験をする理由、メリット・デメリットについて主観的にまとめました。
【中学受験する理由・メリット】
- なにがあっても経験&知識はムダにならない
- 設備や行事が充実している
- 最先端の教育が受けられる
- 同じような環境・考え方の友人と6年過ごせる
- 信頼をおける教師との出会いがあるかも
- 学校独自の指導方針がある
- 大学進学までゆとりを持てる
- 親がサポートできる
【中学受験するデメリット】
- 6年間環境を変えづらい
- 周囲が遊んでる中の勉強が苦痛
- 勉強嫌いになる可能性がある
- 親の負担も大きい
- お金がかかる
- 【番外編】地元の交友関係が希薄になるかも
我が家はこのデメリットを理解したうえで、メリットのほうが大きいなという判断をしました。
中学受験は親子ともに、精神的・体力的に厳しいものになります。
「仲良しのお友達がやるから」
「(親の)自分がやったから」
「あとがラクだろうから」
「なんとなく」
といった気持ちで始めると、中途半端に苦しい記憶だけ残ってしまうことにもなりかねません。
途中で撤退するにしても、「なんで中学受験に足を踏み入れたのか」これをしっかり言語化できるようにしておけばパニックになったときに軸になるはず。
さらに早い段階で子ども本人と共有して、親子で同じ方向を見つめていけるといいですね。
家族全員で同じ目標(志望校が同じという意味ではなく、芯の部分)を持って受験に挑み、お互いに支え合って「いい経験」として人生の糧になる受験にしていきましょう♪